2009年4月11日土曜日

なんとか自力で英語を書きたい人に

私は英語論文を2日で完成させる方法を開発しました!
というとウソっぽいですが、結構本気です。

その過程を説明します。日本語はすでに完成していて、
内容も上司のチェックを受けていることが前提です。
土日で完成させると想定します。

1.金曜日の夜はしっかり睡眠をとる。

2.土曜日にすること
論文にはintroduction,patients and methods,result,discussion
で構成されます。
この4つの段落をそれぞれ1時間以内に英語にします。
逆に1時間以上かけてはダメです(ルール)。
そして辞書も使ってはいけません(ルール)。
辞書がないと無理でしょ!!と言われそうですね。

そのかわりに、もう一つルールがあります。
辞書がないとわからない単語はローマ字で書いてOKです。

まあゲームだと思って、トライしてみてください。

例をあげます。
50例の外傷を有する症例に対して、頚椎pedicle screwで再建を行った。
を英語にするとします。

再建って英語でなんて言うの?となりますが、ここではローマ字OKなので
"We performed saikenjyutu for 50 patients who had trauma with pedicle screw"
くらいで十分です。
"Saikenjyutu was done 50 trauma patients using pedicle screw"なんかもOKです。
たぶんテストだと0点ですが、初日はこれで100点です。

この方法で書くと、ルールを守れば4時間で適当英語が完成します。

この方法に隠された利点を説明すると
各段落を1時間で書くとなると、どうしても深く考えずに早く書かないといけない。
しかも辞書がないから、適当に書かないといけない。という点に注目してください。

もし、辞書を片手にintroductionの1段落目から書き始めると、下手をすると
最初の文章だけで30分かかってしまいます。たぶん2~3個文章を作ったら、
あーつかれた。となってやる気がなくなります。しかも全然すすんでないので、
やっぱり自分はダメだなあとなります。

英語論文を書く時のコツは、1回目をかなりラフに早く書いて、2回目、3回目と
少しずつ完成度を上げていくことだと思うのです。

適当英語が完成したら初日は終了です。
実際にしてもらうとわかりますが、むちゃくちゃな内容ですが、
1日で英語になるので、結構感動します(この点はすごく重要)。

3.日曜日にすること
日曜日の最初の1時間で、自分が引用した論文に軽く目を通します。
まだ辞書は使ってはダメです。
この作業は30分くらいでもいいですが、1時間以上かけてはダメです。
流し読みをすると、昨日自分が上手く表現できなかったことが
目に飛び込んできます。

ここでのポイントは、じっくり読まず、流し読みをすることです。
実は、昨日適当に書いたことで、右脳には潜在意識の中に
問題点が蓄積しており、それが夜の間に整理されています。
だから、流し読みをすると右脳が潜在意識の中で、論文に必要な
ことをpick upしてくれます。
でも、もしここでじっくり論文を読んでしまうと左脳優位になり、
この利点が活かせません。

4.ここから辞書を使いながら、引用論文を片手に完成度を
高めていきます。
ここでも、重要なことは、完璧なものを作ろうとせず、
30点の内容を50点にするくらいの気持ちで行います。
全くどう書いてよいかわからない文章は、とばしてOKです。

この作業を2~3回繰り返すと、自分が上手く表現できない所が
しぼられてきます。
そこは、上司に質問してもいいですし、周囲に全く指導してくれる
人がいない場合は、翻訳業者に頼むとよいと思います。

右脳や左脳の役割については、
神田昌典著「お金と英語の非常識な関係」の中で
フォトリーディングについて述べられてますので
参考にしてみてください。



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