2009年4月11日土曜日

英語論文がもつ影響力

私は英語の論文を書くのが結構好きです。

理由は単純で、英語論文は世界中の人が読めるからです。

10年前には、現実問題として、英語論文を読むためには
図書館や大学病院で雑誌を読むしか方法がありませんでした。
しかし、今ではインターネットでアクセスできる論文も増え、
環境が一変しました。

英語で論文が書ければ、自分が困ったこと、疑問に思ったことを
英語論文として報告することで、
インドでもブラジルでもその知識を共有することができます。

自分が発表した論文が、世界のどこかで医師や患者さんの役に立っている
というのが、論文を書く醍醐味だと思います。

どんなにすばらしい内容の学会発表であったとしても、それを
文章(論文)として残さないと、影響力は限定されたものになります。
論文にしておけば、世界中の人で共有でき、しかも今後何十年も
参考にすることができます。
この影響力の大きさが論文を英語で書く最大の魅力です。

そして、一流誌に掲載される際には、数人のレフリーが内容を
チェックして、認められる必要があります。
この過程は、大変でもありますが、いったん掲載されれば、
それは世界レベルで認められたことになります。

日常的な仕事を地道にこなすことももちろん重要ですが、
生涯のうちに1本でも英語論文を一流誌に載せることが
できれば、その1本はまぎれもなく、世界で認められた
功績になります。

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