2011年2月28日月曜日

論文の投稿先を決める基準

先日の投稿に,Paco先生からコメントをいただきました.
そこで,「どのような基準で論文を選んでいますか?」
という質問をいただきました.

うーん.確かに,あまり何も考えずに投稿していたなあと.

思いつくところでは
1)有名な雑誌=一流誌
これは,impact factorも高いし,有名なのでみんなが
読む機会が多い.

僕の中で最近選ぶ基準として
2)論文がフリーで読める.
ほとんどの雑誌が,読むためには,雑誌を購入する
必要がありますよね.
大学病院などにいると,英文誌を読むのにあまり
苦労がありませんが,民間病院にいると,
これが,結構大変なんですよね.

そこで,インターネットで,フリーで読める雑誌というのは
非常にいいなあと思います.

みなさんは,どんな基準で投稿先を選んでいるんでしょうか?

2011年2月27日日曜日

TwitterとFacebook

Facebookの映画が公開中ですね。
その影響もあるのでしょうが、Facebookに参加するドクターが急増中です!

Twitterは、実名、匿名どちらもOKですが、Facebookは、原則実名での参加になります。

Twitterは、誰が自分のつぶやきを見ているかわからない。というのに抵抗がある人も、Facebookなら参加しやすいかもしれませんね。

どちらが、良いか?と聞かれることもありますが、これは、使用する目的とか、個人の好みによるところが、大きいと思います。

匿名のアカウントで、思った事を素直につぶやきたいならTwitter。
でも、医師の場合、名刺にTwitterのアカウントを書くよりは、Facebookのアカウントを書く方が抵抗は少ないかもですね。

今後の動向に注目ですね。


-- iPhoneから送信

2011年2月26日土曜日

Save Sugi's Article

先日、落ち続けた論文に関する弱音を吐いたところ。。。

いつもコメントをいただく、のりのり先生、まめ先生から、
「投稿先いっしょに探しましょう!」との
温かいコメントをいただきました。

てことで、この際、新しい論文を開拓するという意味でも、
「何としても英語でAcceptするまで投稿し続ける」と
宣言しましょう。

落ちれば落ちるほど、新しい論文を開拓できるというわけですな。
同様の理由で困っている人達の参考にもなるし。

(そんなに落ちる論文って、めったに無いって話もありますが)

ちなみに、今回の論文Rejectされたのは。

New England Journal
Skeletal Radiol
Acta Medica Okayama
The Iowa Orthopaedic Journal

現在ASIAN SPINE JOURNALに投稿中。

うっ。。New England Journalとか出したんだ。
って、言われちゃいそうですね。
はい。受け狙いでだしちゃいました。

論文を書き進めるコツのようなもの

以前も紹介したかもしれませんが,再度ご紹介.

この時期,英語論文を書かれている先生も多いと思います.
英語の論文書くのって,結構腰が重くなりますよね.

特に,土日に作業しようと思ったものの,PCの前に座っても
ついネットサーフィンなんてこともあるのでは?

そこで,土日にスムーズに英語論文を書き始める技!

なんて事は無いのですが,
前日に,少しだけ作業をしておき,あえて作業を途中やめ
しておきます.

それも,できれば非常に中途半端なところでやめておきます.
「区切りの良いところ」ではありません.

僕の場合
Referenceの文章を途中まで書いてやめておく
とか
論文の文章を,あえて途中でとめておく
などなど.

こうしておくことで,昨日の思考の続きにすーっと
入って行けます.

しかも,スタートで頭を使わない単純作業を入れておくと,
だんだん頭が回り始めますね!

おすすめの技なので,ぜひ使ってみてください.

編集後記
私のブログ&Twitter仲間の,まめ先生がカナダに
留学する準備を進めているようです.

カナダ留学準備中

留学を考えている先生は,まめ先生の動向に注目すると
おもしろいかも.

2011年2月25日金曜日

またもやReject

先日から苦戦してるケースレポート
CT room fracture

Iowa Orthopaedic Journalという雑誌に投稿しましたが,
またもやReject。。。

そこで,先日のりのり先生に教えていただいた
ASIAN SPINE JOURNALに投稿することにしました.

掲載されるといいんだけど.

2011年2月24日木曜日

シェアという本を読んでます。

今読んでいる本「シェア」



おおざっぱに説明すると
これまで所有する事に価値を求めていた人たちが、
今後はシェアする事に関心が移っていくというもの。

シェアする事で、環境にも優しいですしね。
実現しているところで言うと、
車のシェア
部屋のシェア
自転車のシェア
工具など、普段あまり使わない道具のシェア
などなど。

本の中に書かれている実例をみると、
「アメリカには、すでにこんなにたくさんのサービスがあるのか?」
と驚きます。

でも、「部屋をシェアしたら、部屋をめちゃくちゃに汚されたり、
自転車を返さない人がたくさん出るんじゃないの?」
という疑問。

実は、これは全くの逆で、
利用する人のマナーが非常に良いみたいです。

そもそも、善意のボランティアたちが作成した
Web dictionaryであるウィキペディアも
作成当初は、
「そんな素人たちが書いた文章が実用的に使えるわけがない」
といわれてました。

ですが、実際には非常にすぐれた辞書になっちゃったわけです。

先日紹介したBookOceanというサービスも、
本を預かる貸し倉庫から、みんなが不要になった本をあつめて、
自由に貸し借りできる(シェア)ように進化したら、
おもしろいかも。と妄想してしましました。

CSRS-APに演題が採択されました。

CSRSというのは、頚椎の国際学会です。
現在CSRS、CSRS-Euro、CSRS-AP(Asia Pacific)
の3つの学会があります。

でも、頚椎手術に関しては、おせじぬきで、
日本が世界の最先端だと思うのです。

なので、CSRS-APにはすごく注目してます。
今回、第2回目の国際学会が韓国で開催されることに
なり、演題をだしました。

すると、あっさり、ポスターで採択。
英語のポスターを頑張って作らないとね。
韓国にも、頚椎詳しい先生が多いので、今から
参加が楽しみです。

2011年2月20日日曜日

BookOceanに本を登録しました.

先日,3つの段ボール箱をBookOceanに届けたところ,
さっそく本棚に登録してくれました!



まず驚いたのが,本の情報がかなり詳しく登録されていることです.



アマゾンにリンクしてるのは,非常に面白いですね.
本の値段もデータになっているので,
本棚の本を,安い順にソートしたり,出版年でソート
したりもできます.



そして,医学系の本もしっかりデータ化されました.

今後の展開として
1)登録した本を他人に公開できたらおもしろい
他人の本棚って,ちょっと興味ありませんか?
どんな本読んでるんだろう?とか
本棚を他人に公開できれば,その人の本棚の中で
おもしろそうな本をamazonでポチれますね.

2)処分したい,もしくは他人にあげても良い本に
チェックできるようにする.
例えば,上記の医学系洋書は購入すると,
17850円もします.
でも,医学部の研修医の先生が欲しい!と言ってくれるなら
この際,プレゼントしてもいいよ.
というのもありかな.
BookOceanの会員なら,プレゼントOKのチェックがついた本を
getできるようになれば,おもしろいかも.

3)本の貸し借りができるようにする.
例えば,漫画の「ワンピース」全巻を本棚に登録しておきます.
その本を,読みたい人に貸してあげたり,
逆に貸してもらったり.

などなど色々妄想してみました!

2011年2月15日火曜日

google翻訳がすごいことになってる

google先生がさらに進化しました.
google翻訳がすごい!

以前は,google音声検索をご紹介しまいたが,
今度は,さらにすごい翻訳機能です.

google翻訳アプリ(無料)を入れたiPhoneに向かって
日本語でしゃべると。。。

どーん!と英語が表示されちゃいます.



何がすごいって
僕の滑舌悪い日本語でもほぼ100%認識されることと,
英語の表現が結構使える.
英語翻訳されやすいように,意識するとさらに
正しい英語が表示されやすいようです.

さらにさらに,翻訳されるのは英語だけではなく,
中国語,韓国語はもちろん,めちゃめちゃ種類は豊富です.

これがあれば,異国の地でも何とか生活できそうですね.

google mapにしろ,gmailにしろ,どんだけ,僕の心を
わしづかみにすれば気が済むんだ.google先生!

みなさんもぜひお試しを!

2011年2月13日日曜日

論文の構成を考える際に役立つツール

先日,SPINEに投稿したケースレポートがRejectされました.
まあ,もう何十回もRejectされた経験があるので,
「ふーん.そうなんだ.」
くらいのダメージですけど.

論文を書く時にいろいろ役立つツールなどを紹介いたします.

マインドマップ(Mindmap)

過去の記事
マインドマップでtwitterの記事の案つくってみた



マインドマップは,ゼロからアイディアを出す時などに
威力を発揮します.
絵が得意な人は,大きなノートにいろんな色を使って
書いても良いですし,
最近はWeb上で簡単にマインドマップが作れる
サービスもあります.

僕は
Easystep
というWeb上のサービスを使っています.
上記のイラストも,Easystepで作ったものです.

それとは別の方法も紹介
その名も
キーワード入力法



ご参考にしてください。

2011年2月12日土曜日

BookOceanから段ボール箱が届きました。

さてさて、先日ご紹介した
BookOcean
という書籍管理サービスの続報です。



自宅からBookOceanに本を届けるための段ボール箱が
届きました。

さっそく、本棚の本を段ボール箱につめてみました。






感想
1)ダンボール箱は、ガムテープなど不要な、組み立て式でGood
2)ゆうパックで送ることになりますが、インターネットで、
集荷申し込みすれば、取りに来てくれるので便利。

段ボール箱の大きさは、写真のとおり。
医学書は大きい本が多いので、一般的な本棚1列分が
収納できる大きさ。

スターターキットには、段ボール箱が3つです。
なので、写真の本棚1つ分を空にするくらいの
容量はあります。

詰め込みながら考えたこととして。
1)どの本を預けて、どの本を家に残すか?

これについては、まだ自分の中で回答が無いので、
とりあえず、全部つめてみました。
これは家に置いておこうかなあという本や、
むしろこの際捨てちゃおうかなあという本も
関係なく全て詰め込んじゃいました。

この本たちの運命は、今後またレビューしてみたいと思います!

おすすめすぎな本

先日話題にいたしました

運動器疾患の臨床研究寺子屋セミナー

認定NPO法人のiHopeから出版されている本が届きました.

臨床家のための臨床研究デザイン塾テキストシリーズ



この本。。。神です。
私がこの本を手にした時の表情を再現するなら
まさにこの人。




臨床の疑問や課題を解決する方法,論文として発表する方法
について,具体例を元に解説してあります.
薄い本なので、1時間もかからず読破できます.
でも、内容は濃いよ.

リサーチクエスチョンの作り方を読んでたら,
いきなりどきっとするコメントを発見.

臨床研究の御法度その1
データをとってから,研究デザインを考える.

皆さん、これはご法度!なんですよ。
この罠にはまっている人結構多いのでは?
内容は,ぜひ,本を買って読んでみてください.

NSGセミナーに参加してきました

昨日は,名古屋で開催されたNSGセミナーに
参加してきました.

頚椎神経根に関する基礎的な話から,手術に関する話題まで,
すごく充実してました.

中でも,実際の術式をビデオで紹介する講演が特に良かったです.

セミナーの後に開催された懇親会では,各地域の第一線で
活躍されている脊椎外科医の先生達と交流ができました.

ちょっとここでは書けないような,すごい情報も手にいれちゃったし.

名古屋大学は,本当に層が厚いなあと実感.
ベテランの先生はもちろん,若手の先生の層も非常に厚いです.
負けちゃおれないなあと感じた1日でした!

2011年2月8日火曜日

最近、あらためてSNSの便利さを感じます

表題にもありますが、最近SNS(Social Network Service)の
恩恵を感じます。

身近な例で言うと
1)研究会の後で、他大学の先生と飲み会しましょうという
相談をTwitterでする。
2)前回ブログのような情報を、東京に住んでいる人から教えていただく。
3)レベルの高いセミナー(先日の例で言うと運動器疾患の臨床研究寺子屋セミナー )
をTwitterで教えてもらう。
4)Facebookで、海外に留学している先生と相談する。

などなど。
10年前には、こんな出会いは、考えられませんでした。
せいぜい、知人とメールでやりとりするといったもの。

SNSのすごいのは、知人を介して、情報がどんどん広がっていき、
自分と似た感性を持つ人どおしがつながっていく事ですね。
メールは、しょせん、名刺交換したものどおしのやりとりです。

しかし、TwitterやFacebookを使っていると、友達から友達を
紹介してもらったり、化学反応にように、出会いを生じたりします。

最近のおもしろい出会いって、全部、ブログか
SNSによるものなんですよね~。

当然、そういったサービスのデメリットなどもありますが、
あまり利用されていない人がいたら、
ぜひ利用してみてはどうでしょうか?

編集後記
サッカー アジアカップ2011の感動をもう一度!
すばらしい編集とSuperflyの音楽で。

BookOcean(ブックオーシャン) のモニターをすることになったよ

先日、Twitterで知り合った @ tagurin から、
BookOcean(ブックオーシャン) のモニターに関する情報を
いただきました。

このBookOceanというサービスは、比較的新しいサービスの
ようです。
自宅や職場で、置き場に困っている書籍などを、段ボールに
詰めて送ると、倉庫で保管してくれるというもの。



早速、登録をしてみました。
登録は、画面もシンプルで、2-3分で完了。

今までにも、貸倉庫的なサービスはたくさんありましたが、
僕がBookOceanで一番おもしろいと思ったのは、
送った本をWeb本棚に登録してくれるということです。
これはすごくいい!!

というのも、ただ、段ボールを送って、必要な時に、
郵送してくれる。というサービスとは、
全く違った利用ができそうだからです。

その辺のおもしろい使い方をいくつか思いついたので、
これから、時々、使用した感想をブログに報告しようと思います。

2011年2月7日月曜日

OSGセミナーの未来を考えてみるなど

先日,OSGのミーティングがありました.
今年の3月に開催予定のOSGセミナーに関する話し合いが主な内容.
今回のセミナーの形式は
1)ゲスト3名の医師による特別講演
2)関連病院からの症例提示とDiscussion

まあ,我々医師にとっては,一番一般的な形式のセミナーですね.
ただ,話し合いではいろんな意見がでました.

要約すると
類似した研究会が,すでにたくさんあり,何か特徴(差別化)をもった
セミナーにした方が良いのでは?
という意見.

たしかに,すでに,山ほど研究会と名のつくものはあり,
少々うんざりすることもしばしば.

そこで,今までに無い,新しい切り口での研究会ができないものかと,
妄想しております.

1)選考した人達が,ある疾患について調べ,
これまでに解決されていないリサーチクエスチョンをピックアップ.
それを解決するためのスタディーを計画する(多施設合同研究).
これは,前回のブログでも紹介したような切り口で行けそうですね.

2)手術ビデオをもとにした,症例検討会
腰椎椎弓切除,頚椎椎弓形成,固定術などのビデオを持ち寄り,
それを流しながら,討論する.

などなど.
特に,1)のような研究会が,理想でしょうか?
でも,そういった内容について,気の利いたコメントできる人って
あんまりいないんだよなあ.
僕自身もあんまり理解できてないし。。。
勉強しないとダメですね(汗).

運動器疾患の臨床研究寺子屋セミナー

RSSに登録してあり,いつも更新を楽しみにしているブログ

整形外科 論文ナナメ読み (JBJSなどなど)

こちらに,興味深い記事が紹介されていました.
運動器疾患の臨床研究寺子屋セミナー

以下記事の一部を抜粋

NPO法人iHOPEが主催する 運動器疾患領域臨床研究セミナーに参加しました.
主にお話ししてくださった京都大学医療疫学教授の福原先生の講演が大変分かりやすく、感銘をうけました.
以下セミナーの覚書
普段診療でいだいている疑問(clinical research)を構造化すること
によって研究可能な疑問(research question:RQ)へと変化させる.

詳しくは,上記ブログをご参照ください.

現在,私たちの運営しているNPO法人であるOkayama Spine Groupも,
多施設合同の研究を検討していることもあり,非常に興味深い記事でした.

ちなみに,iHOPEというのは,認定NPO法人といって,
日本にはまだ数少ない,格式高いNPO法人みたいです.
(OSGは認定NPO法人ではありません)

そこで,ブログの著者である,がみたけ先生に連絡をとったところ,
講演自体が非常に参考になったとのコメントをいただきました.
さらに,iHOPEのサイトを見ると,いくつか書籍も販売されているみたい.

さっそく,2冊程本を購入しちゃいました.
臨床家のための臨床研究デザイン塾テキストシリーズ
アマゾンのreviewの評価も軒並み高得点!

ただ,アマゾンには,中古の本しか販売されておらず,
NPO法人のサイトから購入しました.

また,本を読んだ感想なんかもご紹介したいと思います.

2011年2月4日金曜日

来週は名古屋に出没します

あっという間に2月ですね~
今日は、来月開催のOSGセミナーの打ち合わせがあります。

そして、来週は、名古屋脊椎グループ(NSG)セミナーが、
名古屋で開催されます。

OSGセミナー開催のお手本になるセミナーなので、
いろいろ勉強させていただきたいなと。

運営の仕方なんかも参考にしたいです。

そして、セミナーの後は懇親会もあるようなので、
そちらも楽しみですね。