2015年12月31日木曜日

年末年始に読んでおきたい本

年末に突入してから、すでに、何冊か本を読んでみました。
普段、なかなか落ち着いて本を読む機会が少ない。
という方にもおすすめの本をご紹介します。
どれも読みやすのが特徴です!

↑過去ブログで何度かご紹介した本
今でもときどき読み返していますが、
・生きかたが楽になる
・人生についての考え方がかわる
など驚きの多い本です。
今では、私の中で、人生の指針となった一冊。


↑こちらは、今年の7月に発売された本。
(今日現在、Kindleでセールの対象になっています)
こちらの本も、
・人生について悩んでいる人
・対人関係にストレスを感じている人
などに対して、簡単に実践できて、有効な方法が紹介されています。
気軽に読めるわりに、内容は深いです。



↑先ほどカウントしてみたところ、今年ブログ内でもっとも売れた本です。
本ブログを見ている人たちが、現在プレゼンテーションに
注目していることの表れでしょう。
この本も本当に読みやすく、目から鱗の内容ばかり。


↑今年、私自身が一番心がけてきたポリシー。
優秀な人が陥る罠。
忙しくなりすぎて、本当にフォーカスすべき事が、
置き去りにならないようにするための本。
心の断捨離!

2015年12月29日火曜日

来年の目標

今年は引越しをしました。
新居のクローゼットが、以前の半分くらいのサイズになってしまい、
その時点で、服を半分くらい処分しました。

その後も、1着服を買うと、収納スペースの問題から、
1着処分する。
というのがルーチンになりました。

スポーツのレギュラーも同じで、新しいメンバーが加わるということは、
一人レギュラーから去るということを意味します。

年末は、少し精神的にゆとりができて、
 今年できたこと
 来年したいこと
などについて考える時間がありますが、

来年の目標を考える際には
・来年やめること
についても十分に時間をかけて検討すべきでしょう。

優秀な人が陥りやすい罠として、
・優秀さゆえに、いろいろな仕事を取り込みすぎてしまい、
 本当にすべきことができなくなってしまう。

でも、やめること決めるのって、難しくないですか?
という質問もありそうですが、
個人的には、
 やるかやらないか?を考えた時に、
 「絶対にやる!!」という選択肢以外であれば、
 やめてもあまり問題ない気がしています。
 まあちょっと極論ではありますが(笑)

2015年12月23日水曜日

クリックモーメント

先日、整形外科医のブログでご紹介いただいた記事の中に
紹介されていた本


成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方

早速購入してみました!
私の大好きなスティーブジョブズのConnecting Dotsのストーリー
とも共通点のある、とても読み応えのある本でした。
(書籍の中盤以降にピークがくるので、根気強く読むべき本です)

偶然ですが、私自身も、無意識に「クリック・モーメント」を起こすような
行動をとっていたことに気づかされました。

出会いを求めて、いろいろな人にとにかく会う(異業種交流会)。
というのではなく、
自分の専門領域の周辺を散歩(寄り道)する。
というのが大切みたいです。

業界をひっくり返すようなイノベーションというは、
理詰め、かつ、計画的に起こせるものではなく、
クリックモーメントが起こりやすい環境、そして、そこに柔軟に対応できるような
スケジューリングをすることが大切みたいです。

・自分と異なる専門領域を持つ人
・クリエイティブな人
・非日常的な場所
・成功を目指して、計画的にデザインされたものではない出会い

などがキーワードになりそうです。

クリック・モーメントをキャッチできるかどうかが、
イノベーションにつながるのであれば、
いかにして、そういった場を提供できるか?
というのはとても興味をそそります。




サージカルルーペ

Surgitelのサージカルルーペがついに完成しました!
Surgitel
オーダーは日本でできますが、製造がアメリカということで、
注文から完成までかなり時間がかかりました。
(1回目に届いたレンズは、乱視の矯正がうまくいかず、
作り直しをしてもらったため、さらに時間を要しました)

今日、緊急オペがあり、早速初使用。
購入して正解でした!
外科の技術を向上させるのって、数年かかると思うのですが、
・外科医にとって、とても大切な目
というスペックを進化させるのは、一瞬なんですね。

椎弓形成や広範囲の椎弓切除は、これまで裸眼でしていたのですが、
今後は積極的にルーペを使ってみたいと思いました。
(顕微鏡や内視鏡の手術も好きなのですが、ルーペの良さを再発見)

人間の機能を拡張するデバイス
というのは、今後注目している領域です。

2015年12月20日日曜日

千葉講演終了しました

昨日は,千葉でオンラインデータベースに関する講演を
させていただきました.

Okayama Spine Groupは
Salesforceのサービスを利用してデータベースの運用を
しています.
今回セミナーに参加されていた千葉大,東北大ともに
Salesforceのサービスを新規導入していただけたようです.

今までは,私の知る限りでは,周囲に同様のデータベースを
構築された施設が無かったので,相談する相手がいませんでした.
でも,これからは,それぞれのデータベースの良い点,
改良すべき点など話し合いをすることもできるので,
大きな前進だと思いました.

千葉大学の先生,東北大学の先生から,
講演の終了後に沢山の質問をいただきました.
(7~8人から質問を受けたのは初めてかも.)

そして,
私の後にご講演された大坂市立大学の星野先生の
プレゼンテーション,めちゃくちゃお上手でした!
・骨粗鬆症の研究内容のインパクトが大きい
・講演の内容にストーリー性があり引き込まれる
・関西人特有のお笑いで,退屈させない
かなり準備に時間をかけて臨まれたのではないかな.
と思えるような完成度の高いプレゼンテーションでした.

もし,骨粗鬆症で演者をお探しの先生がおられたら,
星野先生,個人的には超オススメですよ.

プレゼンテーションに関するオススメの本はこちら.


今回のプレゼンテーションで,
視線誘導のテクニックを使ってみました.
とても効果的だと思いました.

2015年12月19日土曜日

本日千葉で講演です

本日は,年内最後の講演が千葉であります.
ここ数年間で最も力を注いできた
オンラインデータベースに関する講演です.

なんと千葉大学以外にも,
東北大学からも複数のドクターが
講演を聞きに来てくださるようです.

同年代の会ということで
本音でお話しできることも多く,
参加がとても楽しみです.

2015年12月14日月曜日

整形外科医のブログの先生と飲みました!

2015年4月2日のエントリー 第3の選択肢

今年は、40歳の節目となる1年でした。
サンフランシスコに留学してきたのも
そんな中でいろいろ考えるところがあったから。

この1年は、これから先の人生について悩み続けました。
こんなに悩んだのは、小児整形をしている時(27歳頃)に
脊椎外科に進路変更したとき以来。

そんな中ふとしたきっかけで、新たな出会いがありました。
整形外科医のブログ の主とお会いできたのです。
きっかけは、本当に些細なことで、ブログ主が、
私のエントリーにコメントをしてくださっていたこと。
(しかも、それを私がうっかり見逃しており、
これまた私の大親友の先生がコメントがついているのを
教えてくれたという幸運も)

それからメールでやりとりをした後、
”整形外科医のブログ”の主とお会いしてきました。

(そのやりとりについては、こちらにも記事をいただきました!)

出会った感想
・こんなに自分の中で興味をかきたてられる人はいない!!!

この先生は、私と考え方に共通点があり
・医師としての仕事以外に、複数の収入源を確保している。
・新しいアイディアを事業レベルにまとめ上げることができる。
・実行力がある。
・一般的なキャリアに疑問をもち、自分の考え(信念)に従って自由に生きている。


医師の仕事だけをしていると、だんだん視野が狭くなってくる。
以前のエントリー:視野について 
たとえるなら、日本食だけを毎日食べ続けている状態。
そうすると、だんだん日本食(医師の生活環境)の悪口を
いいたくなるものです。味が薄い。とか

ですが、今回お会いした先生は、複数の収入源をおもち。
いうなら
日本食以外に、イタリアン、フレンチ、メキシコ料理などといった選択を
生活の中にお持ちなのです。
すると、
「日本食(医師の仕事)の特徴、他の食事(仕事)にはない良さ」
がわかるのです。

私が、(複数の事業をすでに成功されている)その先生に
「医師の仕事を今後もつづけていかれるのですか?」
とお聞きした際も、
「正直な話、医師の仕事をつづけるよりも、他の仕事に専念したほうが
収入は増えるのです。でも医師の仕事は続けていくつもりです。
なんといっても、医師には、他の仕事で得られない満足感がありますから。」
とおっしゃられていました。↑ここ、本当に惚れそうになりました(笑)

このあたりから、私のスイッチが入ってしまい、
ちょっと質問攻めみたいな感じになってしまいました。
1例ですが、セミナーに関しては
・今度、JOA総会でセミナーをしようと思うのですが、
 事前に参加者を把握するにはどうしたらいいのでしょう?
・参加費って事前にあつめたほうがいいですよね。
・ところで参加費ってどれくらいがいいんですかね?

こんな感じでした。
そして、すべての質問に対して、
この先生は明確な回答(ポリシー)をおもちでした。

自分が普段、ストレート、カーブ、フォーク、シンカーといった
様々な球種の投げ込みをしていたとして、
初対面でお会いした彼(キャッチャー)に全力でボールを投げたら、
すべて落とさずキャッチしてくれた。
といった感動がありました。

このようなお話ができる友人が、私には10人弱います。
そのような先生に共通しているのは、
・実際にアクションをおこしている
・規定路線からはずれても、堂々としている
・イノベーターである
・自分のアイディアの押し付けではなく、人の話を聞ける柔軟性がある

そして、そのような先生たちとお話していると、
自分の中のアイディアが、どんどん良い方向に
洗練されていくのです。

Googleは、社員に対して勤務時間の20%(?)程を
今進めているプロジェクト以外の創作活動にあてることを
推奨しているようです。

今回彼にお会いできたのも、まさに創作活動の中で得られた
成果だったと思いました。
いっしょにすごした数時間はあっというまに過ぎてしまいました。
最後に、次回の再会をお約束してお別れしました。




長文になりましたが最後まで読んでいただけた方へのメッセージ

2016年のJOA総会にあわせて、とても面白いセミナーを開催します!!

告知は後日。お楽しみに〜









2015年12月5日土曜日

Less is more

最近,やりたいこと全てに手を出すのではなく,
・今年どうしてもやりとげたい3つのこと
にフォーカスして,
それ以外のことからは,極力手を引くことにしています.

なまけ者と思われることもあるかもしれませんが,
今年に関しては,どうしてもやりたい3つの事を
9月までに終わらせたので,
それ以降は,かなり余裕をもって過ごすことができました.

1)優先順位の高いイベントは,必ず前もってスケジュールに書き込む.
過去何度か紹介したお話ですが,
入れ物の中に,
・石
・砂
をいれる際,砂を最初にいれてしまうと,
石を後からいれるのは難しくなります.
スケジュールも同じで,最初に大きな(大切な)ものを
いれないとだめ.

・暇ができたら,これをしてみたい
ということは,おそらく永久にできないでしょう.
どうしてもやりたいイベントは,必ず前もって,スケジュールに
書き込んでおき,あらゆる予定に優先させることが重要です.
私の今年の最大イベントの一つ,サンフランシスコ訪問についても,
もちろんスケジュールの優先順位は最上位にありました.

2)続けるかどうか迷うことはやめる.というのも選択肢に
ちょっと極端な例になりますが,

来年から,「自分より後輩には年賀状はださない」ことにします.

これ,悪い意味でとらないで欲しいのですが,いろいろ理由があります.
1)最近は付き合いのある人とはFacebookで相手の近況がわかる.
2)自分が今後も,毎年後輩に年賀状を出し続けると,
おそらく,ある年代以降,
「年賀状なんて,正直かんべんしてほしいよ.SNSで十分でしょ」
という人の割合は確実に増えていく.
律儀に年賀状を返してくれる人もいるとは思うけど,
相手の時間を無駄にしたくない.
3)自分が年賀状を書くのにあてる時間を,他のことにあてられる.

それに対して,
「今後も後輩に年賀状を書き続ける」
という選択肢をとる理由は,
1)今までそうしてきたから.
くらいしか思いつきません.

であれば,やはり,そんな習慣はやめてもいいのかな.
と思うのです.

やりたいこと.
というのは年々増えるものですが,
やらなくてもいいこと.
を思い切って習慣からなくす.
ことも大切な気がしています.

その際,
「依頼を断る」,「今までしてきたことをやめる」
というのは,なれないうちは,negativeな気持ちになることもあります.
ですが,本当に大切なのは,
どうしてもやりとげたかった3つのことが実現できた.
という満足感.

最近の人生のキーワードは
Less is More です

エッセンシャル思考に関しては,下記がおすすめです.





人生を60分番組に例えてみる

過去にどこかで読んだ話ですが,
・人生を60分番組に例えてみる.
というお話.

たとえば,40歳の人であれば,
60分番組のなかで,40分くらいの場所を演じている.
と考えてみるものです.

そう考えてみると,
人生って,長いようで,本当に短いものなんだな.
と思えてきますね.

ですが,基本的には,その時その時で,
精一杯の役割を演じきって,
「人生あっという間だったけど,やりたいことは
ひととおりできたかな?」
と思えたら良いのでしょう.

2015年12月3日木曜日

読書:限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

久しぶりに読み応えのある本にであいました.


以下本文より引用
・今後,情報(教育),再生可能エネルギーが無料に近づく.

・新しいテクノロジーを追求すると,効率と生産性が上がって限界費用
がほぼゼロに近づく.多くの財とサービスが無料になる.

・しだいに多くの消費者が,財の所有よりも財へのアクセスを選択し,
自動車や自転車,玩具,道具といったものの使用時間に対してだけ
お金を払うことを好むようになりつつあり,これがGDP減少につながっている.

・世界全体の生産量は3割以上増えたにも関わらず,
グローバル経済で製造業の雇用が2200万人分も消失した.

・今後,生産性と雇用の分離がおこる.生産性は雇用を促すどころか,
今や雇用を削減している.

ここからは私の文章
インターネットの普及で情報や教育が無料に近づく
エネルギーに関しても,無料に近づく
効率と生産性があがると,限界費用がゼロに近づき,企業の利益も減少.
→資本主義経済が次第に中心の座を奪われる
効率と生産性の向上により,雇用はどんどん少なくなる.
→働かなくても良い人が増える.
モノ・情報・エネルギーなどが無料に近づくため,必要なのは,
それらを維持するためのインフラ(インターネットやエネルギー輸送)
整備のコストのみになる.
情報へのアクセスが容易になり,所有から共有の世界へ移行する

確かに,今後,
・自走車が普及すると,タクシー運転手,トラックの運転手などの雇用が減少
・コンビニやスーパーのレジ打ちもいずれ不要に
・オンラインの教育が一般的になると大学教員数も減少
→良い意味でも,悪い意味でも,人間がすべき仕事の総量が少なくなる.
20年くらいたったら,現在の仕事の半分くらいは消失しちゃうのでしょうか?

・車や自転車も共有があたりまえになる.
・所有から共有へ移行することで,さらにGDPは減少.
GDP増加を成長戦略にすることに無理がきている印象があります.

かなり分量のある本ですが,
上記に関心がある方はぜひ!