2017年4月26日水曜日

タクシーの生産性

先日,出張の帰りに駅から自宅までタクシーを使いました.駅のロータリーには,法人タクシーと個人タクシーがランダムに順番待ちしています.私の前には個人タクシーが止まりました.

タクシーに乗って,行き先を告げましたが,運転手さんから返事がありません.その時点で,嫌な予感がしたのですが,その後の運転が最悪でした.お客さんを乗せているにもかかわらず,前方の車をあおる,クラクションをならす,無理な車線変更をする.ちょっと身の危険を感じるレベルの運転でした.

実は最近,タクシーよりバスを多用しています.というのもタクシーの生産性がとても低いと感じるようになったからです.(もちろん,とても紳士的で,心地よい運転をしてくれるドライバーさんはたくさんいますが.)

その一番の理由は,「タクシー運転手さんを自分の意思で選ぶことができない.」という一点につきます.

・80歳を超えるような運転手さん
・車内が猛烈にくさい(タバコ,汗など)
・今回のように運転があらい,マナーがひどい

個人的には,上記にあげた人の運転する車には,どのような価格でも乗りたくありません(タダでも乗りたくありません).年齢で差別してはいけませんが,やはり高齢になると認知機能が低下することは明らかであり,自分の生命をあずけることには躊躇されます.

逆にUberのように,運転手と乗り手が相互にレイティングするシステムは非常に生産性が高いと言えます.自走車が街中を走行するようになれば,「○○社の自走車は,事故率0.001%」みたいなアピールも可能でしょう.

生産性の点から言えば,”プロの意識をもった優良ドライバーさん”も,損をしていると言えます.今回のケースで言えば,5分後に優良ドライバーさんがくることがわかっていれば,たまたま自分の前にとまった今回のタクシーに私が乗ることはありませんでした.