2017年11月6日月曜日

岩政大樹選手の引退とセカンドキャリア

人生初となるサイン会に参加しました笑

Pitch Level発売記念:岩政大樹選手サイン会




岩政選手は,鹿島アントラーズ3連覇に貢献した後,タイに移籍.
その後,J2のファジアーノ岡山で2年間プレーした後,現在は,国内では5部リーグに該当する東京ユナイテッドFCに加入されています.
今年は,サッカー選手としての活躍にとどまらず,執筆業,サッカー解説,対談と幅広く活躍されているのが印象的でした.

サイン会前のトークショーで印象的だったコメントを紹介いたします.
1)サッカー選手として1流の人は多いが,その後のキャリアを1流のレベルで考えている人が少ない.
サッカー選手ではないので,わかりませんが,おそらく,そのとおりなのでしょう.
私達医者も,サッカー選手と同じく,いつかは第一線のステージから降りる日が来ます.
プロレベルのサッカー選手が描く,セカンドキャリアに対する考え方に注目しました.

2)引退前と引退後に,のりしろをつけたような年をつくる.
岩政選手は,現在もサッカー選手を続けながら,新たな仕事にもチャレンジしています.
これは,医師のセカンドキャリアにも応用ができそうです.
本業と副業の比率を,100対0にするのではなく,70対30,30対70などの比率で考えるのは,激しく変化する時代を生き抜く上で大切だと思いました.

3)ファジアーノ岡山を引退して,その後に何をするかは,全く決めていなかった.
これを,大勢の前で口にするのは,相当に勇気が必要ですね.
それを,さらっと言えてしまうのは,「日頃からセカンドキャリアについて考え続けたけど,考えても未来の事はわからない」という割り切りであったり,「新たに始まることを日々楽しむ」といった姿勢が背景にあるのだと思いました.

大勢の前で,わからないことを「わからない」と言える人は,なかなかいません.

書籍の中で,一番印象に残った「夢へ上る3つの観点」をご紹介します.
頂上の場所が明確ではないため方位磁針が必要です.
ブレたり,道に迷ったりしないように,判断をしていくときの自分なりの基準を持っておかなくてはなりません.

1.「〜だからこそできること」を選ぶ
「〜」にはいろいろな言葉を入れることができます.「自分だからこそできること」,「今だからこそできること」,「ある出来事が起こったからこそできること」

2.めんどくさいことを選ぶ

3.「人のためになること」を選ぶ