2018年2月16日金曜日

ハイリターンという言葉には注意を

投資におけるハイリスク&ハイリターンという言葉
ハイリスクとは,結果が不確実で,リターンの振れ幅が大きいこと
つまり,成功すればハイリターン.失敗するとローリターン(もしくはノーリターン).

ここで大切なことは,"ハイリターン"に注目するのではなく,"ハイリスク"に注目すべきという点です(リスクとリターンは常にセットで,表裏一体).

ハイリターン=ハイリスク
ローリターン=ローリスク

リスクに注目していれば問題ないのですが,"ハイリターン"という言葉に踊らされると危険です.

・○○という未公開情報をお教えします.この案件はクローズドな情報で,ハイリターンをお約束できる案件です.

・宝くじを買うと,数億円当たる可能性がある.ハイリターンですよねww

・FXをこの方法でやればハイリターンが得られる

リスクについて考えずに,リターンのみに注目すると上記がすべて同一の話題に聞こえてしまいます.ハイリターン=儲かるという点にのみ注目してしまうのは適切ではありません.

上記の話は,それぞれが仕組みが全くことなるのです.

最初の案件は,もしかしたら詐欺(ノーリターン)かもしれない.二つ目の例は胴元が約半数の利益を得る構造になっており,期待値は50%を下回ると言われています.FXについては,ゼロサム・ゲームですから,勝つか負けるかは,基本的には運に支配されています(宝くじよりはマシ).

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