2018年4月2日月曜日

医療用のLINE 勤務先の病院にJoinが導入されました!

過去記事 
医療用のLINEだれか作って
医療用のLINE: Joinのご紹介

以前から,医療用のLINEを誰か作ってくれないかな〜.とぼやいていたところ,
すでに,Joinというサービスがあることがわかりました.

さらに,なんとなんと,勤務先の病院がJoinを導入してくれることになりました.
(私が交渉したわけではなく,以前から他の医師が病院サイドに交渉してくれていたようです)

大雑把に概要をご説明すると

・当直医が,オンコール医師にコンサルトする際に役立つ(遠隔診療)
当直医は,オンコール医師(整形外科医,脳神経外科医,放射線科医 etc)に電話でコンサルトします.しかし,検査画像(CT, MRI)を共有できないため,結局はオンコール医師が病院まで出向いていって,画像をチェックする必要がありました.


Joinを導入すると
当直医師がコンサルトしたい画像を,電子カルテから,院内のJoin読影用のサーバーにアップロードする(3〜4クリック.作業には,1分もかかりません)

それをオンコール医師が,スマホやタブレットから閲覧することが可能
理論的には,病院のサーバーにあるデータを,ライセンスを付与された端末でのぞきに行くという構造なので,個人所有のスマホに患者の個人情報が残らないことがメリットです.

当初,「データが重くて,読影に時間かかるのでは?」と思いきや,WiFi環境下はもちろん,4G回線でストレスなく画像を参照することができました.

・テキスト,写真,スタンプも利用可能
LINEと同じようなインターフェイスです.

・グループ内で情報共有,ディスカッションが可能
オペ室,麻酔科医などとの情報共有も可能.緊急手術の際の情報共有にはピッタリですね.救急外来の情報,それに対する執刀医の指示,入室時間などがストレスなく共有できます.

整形外科医師は,救急当直の先生から,夜間に「骨折している気がするんですが,どうしましょう?」というコンサルトを受ける機会が多いと思います.Joinがあれば,自宅でレントゲンを見て,「これは心配ないですよ.」と対応できるので,病院に出向かなくてもOKです.

ライセンス数を絞れば,費用も比較的ローコストで導入できるみたいです.

うちの病院も,初期の費用を抑えるために,最初は,整形外科医と脳神経外科医のみにライセンスを付与して運用することになりました.

これは,今後も,導入する病院が増えることは間違いないでしょう.

でも,電話と異なり,海外旅行中にもコンサルトが可能になりますね...
地球上に逃げ場がなくなってしまいます笑

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