2018年4月3日火曜日

勤務医というビジネスモデルの限界

月曜日から金曜日まできちんと職場に出向いて働き,その対価として給料をもらう.
それって,当たり前のことのようですが,
これは「お金を手に入れるための手段の一つ」です.

すなわち,自分のもつ「労働力」をお金に変えているわけです.

若い医師は,自分の持つ労働力の市場価値が高く,体力もあるので,労働力をお金に変えることに苦労しません.

しかし,定年を迎えた勤務医の持つ労働力の市場価値は,当然低くなります.
今は,それなりの価値が保たれていますが,20年後にどうなっているかはわかりません.

「労働力をお金に変える」以外に,お金を手に入れる手段がないと心細くなりますね.

お金を手に入れる手段というのは,無数にあり
・人から貰う(親の資産を引き継ぐ)
・金融資産の利息をえる
・株式の配当を得る
・不動産から収益を得る
・スモールビジネスから収益を得る

もし,原始時代に生きているとして,「哺乳類を捕食にする」という手段に依存していたとすると,自分の体力が衰え,哺乳類を捕らえることができなくなると,生きるすべを失ってしまいます.

でも,食料を得るための手段として,体力に依存しない方法を持っていたら生き残ることができます.
・穀物を栽培する
・魚を釣る
・食用植物が豊富な土地を見つける

過去の記事:所得税70%になっても勤務医続けますか?
この記事にも書いたとおり,私は今後,
雇用主の元で働いて,「労働力を対価としてお金に得る」というビジネスモデルは,どんどん厳しくなっていくと予想しています.

自分の体力がなくなって,自分の労働力の価値が将来的に毀損したとしても

収入をえるための手段を複数持っていれば,生き残る確率はアップしますね.




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